弁護士が教えるeFaxのデメリット

eFaxとは

当事務所ではeFaxを使っていたことがあります。
eFaxはインターネットファックスサービスの一つです。
インターネットファックスとは、電話回線を介さずにファックスの送受信ができるサービスで、メールが使える環境なら、いつでも受信文書を読むことができるのがメリットといってよいでしょう。
しかし、率直に言ってデメリットが大きく、ご利用はお勧めしません。

デメリット1 送信枚数に制限がある

送信は10枚程度が限界だと思います。
5枚を超えると送信失敗を心配する必要が出てきます。

eFaxのサイト上は、送信枚数に制限がある旨は記載されていません。
別の言い方をすると、何枚を超えれば送信できないか明らかにされていません。
これは大きなデメリットです。

デメリット2 送信失敗がわからない

送信に失敗した場合でも、そのことがすぐにはわかりません。
「送信に成功」したことが確認できない状態が何時間も続きます。
「失敗」を確認するためには、相手方やeFaxに電話をかけなくてはならないのです。

一般のFAXは、すぐに「送信失敗」がわかります。
急いでいるときは、すぐに再送できます。
eFaxの場合、再送すべきかどうかの判断ができないのです。

デメリット3 受信データが壊れている場合がある

受信データ自体が壊れてしまっている場合があります。
したがって、これを見るためには再送を依頼するしかありません。

送信者が複数の宛先に送信している場合でも、eFaxのみ受信データが壊れていることがあります。
複数の送信者について、同様のトラブルがありました。
したがって、送信者側の問題ではなく、eFaxの問題であることは確実です。

デメリット4 問題は解決されない

eFaxは、上記のような問題を解決するつもりはないようです。
テクニカルサポートに連絡したところ、以下のような対応でした。

メールでは回答しない

会員サイトには、テクニカルサポートのメールアドレスが記載されています。
こちらに問題点を書いておくったところ、メールでの回答はしないので、電話をして欲しいとのことでした。

電話での回答もしない

電話での問い合わせたところ、以下のような回答でした。

eFaxは機能している

eFaxは機能しています。
送信者に、再送を依頼してください。

原因を究明することを約束できない

eFaxは機能しています。
原因を究明することはお約束できません。

トラブルの解決を約束できない

eFaxは機能しています。
この電話では、将来トラブルを解決することをお約束できません。

上司に電話を取り次ぐこともできない

別の担当者や上司に、この電話を取り次ぐこともできません。
原因究明、トラブル解決のご希望があったことは、ご意見として伺っておきます。

外注の窓口対応

テクニカルサポートの担当者は、なにも解決してくれません。
解決に向けて努力するような言葉もありませんし、不具合であること自体を絶対に認めません。
あえて言えば「これは不具合ではなく、仕様である」というのが回答だと思われますが、そのように明言することもしないのです。

おそらく、テクニカルサポートを他の業者に外注していると思われます。
外注業者としては、会社の責任を認めることは一切言えないのだろうと思います。

結論 絶対に使ってはいけません

結論としては、eFaxは不便すぎます。
また、不具合対応が極めて不誠実です。
絶対に契約してはいけません。

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